おはようございます。操栄造園土木の坂本一三です。
手元に資料があるので、参考までに主木が変わった地域
(同一県内でも地域によって施主層によって違うので、あ
くまで概況)を一例としてあげてみます。
宮城はアカマツやクロマツんから雑木へ、茨城がアカマ
ツ、クロマツからイヌマキ、モチノキ、栃木(南部)はク
ロマツからキャラボク、神奈川はアカマツからマキ、キャ
ラボク。
東京ではアカマツやクロマツ、モッコクなどの常緑樹か
ら、ハナミズキ、ナツツバキなどの花木や、山野草を取り
入れた庭が好まれるようになった。
おはようございます。操栄造園土木の坂本一三です。
全国的に主木にはマツが多かった。マツが主木の座を
明け渡したのは、戦後になってのことだ。マツに変わっ
て主木として登場したのはマキ、キャラボク、さらにモ
ミジやヒメシャラ、ハナミズキなどの雑木、花木類だ。
さらに特徴的だったのは、「庭園の変化や狭小化によ
って、主木はなくなった」というのが都市部からの庭師
から寄せられている。
数年前から花木が好まれ趣向はあったが、その中にも
地方色が出ているのが面白かった。温暖地などでは、管
理のしやすいマキが主木にかわっている。
おはようございます。操栄造園土木の坂本一三です。
キャラボクは、イチイの変種。同じ仲間だが、イチイは幹が
直立するのに対して、キャラボクは枝が分岐して横張りになる。
この点がちがう。
昔からマツは庭木の王者として、日本の伝統的な庭の主木と
して君臨してきたが、美しい姿に保つためには、みどりつみや
らもみあげやら、凝った手入れが必要になる。
マツに変わって東京の庭などでは、主木としてもてはやされ
たのが、キャラボクだ。マツほど気取った感じはないから親し
みやすい印象を与えるし、丈もさほど高くないから、狭い庭に
はほどよかった。
おはようございます。操栄造園土木の坂本一三です。
生垣を刈るときは裾は軽く、天端(上部)を強めに刈るのが
原則だ。カナメモチにかぎったことではないが、木は上のほう
が成長がよく、樹勢もある。
少しくらいなら強く刈り込んでも枯れることはないし、強く
刈ることによって樹勢が分散されて、下枝にも力が回るように
なり、木のためにかえって具合がいい。
おはようございます。操栄造園土木の坂本一三です。
カナメモチは、害虫がつくことは少ないが、ときたま、
葉の裏に黒茶色のしみが生じるゴマ色斑点病におかされ
ることがある。
この病気は幼枝によく発生する。よく老熟した枝葉で
はあまり見られない。蔓延を防ぐには四月下旬の発生初
期に消毒する。
枝葉も整理するが、病気にやられている木は、かなり
弱っているので、乱暴に枝葉を切り落としてはダメだ。