おはようございます。操栄造園土木の坂本一三です。
紫色を帯びた濃紅色の新芽を出す「レッドロビン」という
大葉の品種物がある。在来種のベニカナメと勘違いしている
人がいるが、ベニカナメはあんなにくどい紅色ではない。
派手な色合いのためか人気があり、材料屋にもたくさん置
いてあるが、生垣や刈込ものにするには在来のカナメモチを
すすめる。
品種物は樹芯をとめていていつのまにか、下枝が枯れ込ん
でくる。何度も同じ経験をしている。どうもそういう性質の
木らしい。それに何度も刈込むと、芽の吹き方が悪くなる。
おはようございます。操栄造園土木の坂本一三です。
カナメモチは赤芽と青芽があるが、赤芽に人気がある。
生垣にはうってつけの木だ。ということは、植えたらこ
まめに刈り込める人でないと、この木のよさはわからな
い。
刈り込みは、①四月の若芽の時期に、②芽の伸びがと
まった六月か七月、③土用芽を刈り込む十一月、の一年
に最低三回はしたい。
毎年手をかけていれば、大きくなりすぎて手にあまっ
てしまい、丸坊主にするようなことはしなくてすむ。
おはようございます。操栄造園土木の坂本一三です。
好みはいろいろあっていい。刈り込んだあとの芽吹きが
好きだという人もあるし、うっそうとした新緑が好きだと
いう人も、中にはいる。
だが、庭木の手入れを職とする庭師は、剪定したあとの
冬の姿を一番大事にする。冬は、落葉樹は葉を落としてい
るから、庭が広く見えて、全体に木の姿もはっきりする。
冬の姿を大事にしたい。
剪定後の冬にきれいに見えるように、庭を手入れできる
庭師は、腕が立つといっても過言ではないだろう。
おはようございます。操栄造園土木の坂本一三です。
十年、あるいは十五年前くらいからだろうか、木が冬眠
しなくなってしまった。
関東地方の寒さも昔からくらべると、たしかにゆるくな
ったが、木も徐々に暖冬に適用するようになった。
シダレヤナギは、かつては秋口に一番早く葉を落とす落
葉樹だった。が、今では、冬も葉をつけている。半落葉性
の木になった。異変をおこしている。
秋の手入れは比較的重要で、だいたい十月にはお庭にお
邪魔して、整枝をしたもんだ。
「秋の手入れは寒さを迎える前の十月までには剪定を終え
るように」と教えられたが、関東地方限ってではないと思
うが、秋の手入れは十一月半ばすぎでいいようだ。
おはようございます。操栄造園土木の坂本一三です。
いくら「さっぱりさせてください」と頼まれたからといって、
丸坊主にしたのでは、庭木としてまったく観賞価値がない。
どうも近頃は切り過ぎている、切り口ばかりがゴツゴツと目
立つ。
見る方も慣れてしまうのか、晩秋から冬に手入れをしたカシ
は丸坊主になっているもの、し勘違いしている向きがある。
強く切るから、春になっても芽を吹かない部分があったりし
て、さわやかな新緑を見られない。ある部分では勢いのいい徒
長枝が出たりして、結局、一年中、姿の悪いカシを見ているこ
とになる。